狭い部屋を有効活用できる家具として人気のロフトベッド。
ベッド下を収納やデスクスペースとして使える一方で、インターネットで検索すると「ロフトベッドはやめとけ」「買って後悔した」といった意見を見かけることもあります。
実際、ロフトベッドはすべての人におすすめできる家具ではありません。
高さがあるからこその使いにくさや、通常のベッドとは違った注意点があります。
本記事では、「ロフトベッドはやめとけ」と言われる理由を確認したうえで、ロフトベッドをやめた方がいい人・逆に向いている人・購入前に確認したいポイントを詳しく解説します。
メリットだけでなくデメリットも理解したうえで、自分の部屋や生活スタイルにロフトベッドが本当に合っているのか判断してみてください。
ロフトベッドはやめとけと言われる5つの理由
ロフトベッドは限られたスペースを有効活用できる一方、高さがある構造ならではのデメリットがあります。
購入してから「思っていたより使いにくかった」と後悔しないためにも、まずはよく挙げられる5つの理由を確認しておきましょう。
はしごの昇り降りが大変
ロフトベッドで最初に気になりやすいのが、毎日の昇り降りです。
一般的なベッドならそのまま横になることができますが、ロフトベッドでは就寝するたびにはしごや階段を使う必要があります。
夜中や体調が悪いときは負担になりやすい
普段は問題なく使えていても、夜中にトイレへ行くときや、体調が悪いとき、眠気が強いときなどは昇り降りを負担に感じる場合があります。
毎日のことなので、「今は大丈夫そう」だけではなく、長く使い続けられるかまで考えておくことが大切です。
高い場所が苦手な人には向かないことも
ロフトベッドは床面が高くなるため、高い場所が苦手な人は寝る位置そのものに不安を感じることがあります。
特にハイタイプはベッド下を広く使える反面、高さも出るため、購入前にサイズ感をしっかり確認しておきましょう。
揺れや軋みが気になることがある
ロフトベッドは通常のベッドより床面が高いため、寝返りをしたときや昇り降りしたときに揺れを感じることがあります。
構造や設置環境によって感じ方が変わる
揺れや軋みの程度は、フレームの構造や接合部分、設置する床の状態、使用する人の体格などによって変わります。
そのため、「耐荷重が大きいから絶対に揺れない」と単純に判断するのではなく、フレームの構造や組み立て方法も含めて確認することが重要です。
音や揺れに敏感な人は慎重に
少しの揺れや軋み音でも睡眠中に気になってしまう人は、ロフトベッド自体が向いていない可能性もあります。
睡眠環境を最優先したい場合は、通常のベッドと比較したうえで検討しましょう。
夏は暑さを感じやすい
暖かい空気は部屋の上部にたまりやすいため、床面の高いロフトベッドでは、夏場に暑さを感じやすくなることがあります。
天井に近いほど温度差を感じることも
特にハイタイプのロフトベッドは寝る位置が天井に近くなるため、部屋の下側との温度差を感じる場合があります。
エアコンやサーキュレーターなどを使って、部屋全体の空気を循環させる工夫も必要です。
寝具の湿気にも注意
汗をかきやすい季節は、マットレスや寝具の湿気対策も意識しましょう。
床板の通気性を確認したり、除湿シートを使ったり、定期的に寝具を乾燥させたりすることも大切です。
ベッドメイキングがしにくい
意外と見落としやすいのが、シーツ交換や布団の上げ下ろしです。
シーツ交換が通常のベッドより大変
ロフトベッドでは、高い位置にあるマットレスの四隅へ手を伸ばしながらシーツを交換する必要があります。
重いマットレスの場合は、持ち上げながらシーツを掛ける作業を負担に感じることもあります。
毎日の手入れまで考えておく
購入前はデザインや収納力に目が行きがちですが、ベッドは毎日使う家具です。
布団を整える、シーツを交換する、掃除するといった日常的な作業までイメージしておきましょう。
部屋に圧迫感が出やすい
ベッド下を有効活用できるのがロフトベッドの大きなメリットですが、その分、家具そのものの高さがあります。
天井高とのバランスが重要
同じロフトベッドでも、天井が高い部屋と低い部屋では見え方が大きく変わります。
床からベッドまでの高さだけでなく、ベッドの床面から天井までどのくらい余裕が残るのかも確認してください。
大きな家具なので部屋が狭く感じることも
ワンルームなどでは、ロフトベッドを置くことで床面を有効活用できる一方、視界に入る大きな家具が増えるため圧迫感を感じる場合があります。
高さを抑えたタイプや明るいカラーを選ぶなど、部屋に合ったサイズ・デザインを選ぶことが重要です。
ロフトベッドをやめた方がいい人
ロフトベッドのデメリットは工夫によって軽減できるものもありますが、生活スタイルによっては通常のベッドを選んだ方が快適な場合もあります。
次のような人は、購入前にもう一度検討してみましょう。
- 高いところが苦手な人
- 夜中に頻繁に起きる人
- 暑さに弱い人
- 小さな揺れや音が気になりやすい人
- シーツ交換やベッドメイキングをできるだけ楽にしたい人
- 天井が低い部屋に住んでいる人
- 引っ越しが多い人
「部屋が広く使えそうだから」という理由だけで選ぶのではなく、毎日の昇り降りや睡眠環境まで含めて考えることが大切です。
逆にロフトベッドが向いている人
デメリットがある一方で、ロフトベッドだからこそできる空間の使い方もあります。
ワンルームや狭い部屋を広く使いたい人
通常のベッドは床面積を大きく使いますが、ロフトベッドなら睡眠スペースを上へ移動させ、ベッド下を別の用途に活用できます。
限られたスペースをできるだけ有効に使いたい人には、大きなメリットがあります。
ベッド下を収納として使いたい人
クローゼットが少ない部屋では、ベッド下に衣類ラックや収納家具を配置することで収納スペースを増やすことができます。
ベッドと収納を縦方向にまとめられるため、床面積を節約しやすくなります。
デスクやソファを置くスペースがほしい人
ハイタイプやミドルタイプなら、ベッド下にデスクやソファを置くレイアウトも可能です。
「ベッドを置くとデスクを置く場所がない」というワンルームでも、空間を上下に分けることで生活スペースを確保しやすくなります。
寝る場所と生活スペースを分けたい人
ワンルームでは、食事・仕事・睡眠をすべて同じ空間で行うことになります。
ロフトベッドを使えば、睡眠スペースを上部に分けることができ、部屋の中にゆるやかなゾーニングを作ることができます。
ロフトベッドのデメリットを軽減する方法
はしごが不安なら階段タイプも検討する
昇り降りへの不安が大きい場合は、はしごタイプだけでなく階段タイプも比較してみましょう。
| 比較項目 | はしごタイプ | 階段タイプ |
|---|---|---|
| 省スペース性 | 高い | 階段分のスペースが必要 |
| 昇り降り | 垂直に近いタイプもある | 足を置く面を確保しやすい |
| 設置スペース | 比較的コンパクト | 広めに必要 |
| 収納 | 商品による | 階段下を収納に使える商品もある |
階段タイプだから必ずしも誰にとっても使いやすいとは限りません。
階段の幅や高さ、手すりの位置なども確認しましょう。
高さが不安ならロー・ミドルタイプを選ぶ
ロフトベッドには、ベッド下を大きく使えるハイタイプだけでなく、高さを抑えたロータイプやミドルタイプもあります。
「ロフトベッドは使いたいけれど、高すぎるのは不安」という場合は、ベッド下で何をしたいか考えたうえで必要な高さを決めましょう。
揺れが気になるなら構造や耐荷重を確認する
購入前には耐荷重だけでなく、フレームの構造や支柱、接合部分なども確認しましょう。
また、組み立て後にボルトやネジが正しく締められているか確認することも大切です。
暑さ対策は空気を循環させる
サーキュレーターやエアコンを活用して、部屋の上部に暖かい空気がたまりにくい環境を作りましょう。
特に夏場は、実際に寝る高さを意識した室温調整が重要です。
ベッドメイキングしやすい寝具を選ぶ
伸縮性のあるボックスシーツなど、着脱しやすい寝具を選ぶことでシーツ交換の負担を軽減できます。
マットレスの厚みや重さも、日々の手入れのしやすさに関わります。
圧迫感が気になるなら高さとカラーを意識する
高さを抑えたタイプや、ホワイト・ナチュラル系など明るいカラーは、部屋への圧迫感を抑えやすくなります。
家具を詰め込みすぎず、ベッド周辺に余白を作ることもポイントです。
後悔しないロフトベッドの選び方
部屋の天井高とベッドの高さを確認する
商品本体の高さだけを見るのではなく、マットレスを置いた状態で寝る位置がどの高さになるのか確認しましょう。
ベッドの上で起き上がったとき、天井まで十分な余裕があるかも重要です。
ベッド下を何に使うのか決めておく
ロフトベッドを選ぶ前に、ベッド下をどう使いたいのか決めておくと必要な高さを判断しやすくなります。
- 収納スペースとして使う
- デスクを置く
- ソファを置く
- 衣類を掛ける
- くつろぎスペースとして使う
収納だけなら低めのタイプでも十分な場合がありますが、デスクやソファを置く場合はある程度の高さが必要です。
はしご・階段の使いやすさを確認する
毎日使う部分なので、はしごの角度や踏み板の幅、階段のサイズなども確認しましょう。
耐荷重や構造を確認する
使用する人の体重だけでなく、マットレスや寝具の重量も考慮して、余裕のある耐荷重の商品を選ぶことが大切です。
宮棚やコンセントなど必要な機能を確認する
寝る位置が高くなるロフトベッドでは、スマートフォンや時計を置ける宮棚、コンセントなどがあると便利です。
後から追加しにくい機能なので、購入前に確認しておきましょう。
搬入・組み立て・引っ越しまで考える
ロフトベッドは大型家具です。玄関、廊下、階段、部屋の入口など、搬入経路も事前に確認しましょう。
将来的に引っ越す予定がある場合は、分解や再組み立てについても確認しておくと安心です。
悩み別|自分に合ったロフトベッドの選び方
ここまでのデメリットや選び方を踏まえたうえで、悩み別に選びやすいロフトベッドのタイプを紹介します。
「一番人気だから」ではなく、自分が何を不安に感じているのかを基準に選ぶことがポイントです。
高さ・圧迫感が気になる人はロータイプ
ロフトベッドを使いたいものの、高さや圧迫感が気になる場合は、床面を低めに設定したロータイプから検討してみましょう。
ロフトベッド ロータイプ 大人 低め 高さ140cm カーテン 携帯置き場 宮棚付き
高さを抑えながら、ベッド下を収納スペースとして活用したい人に向いたタイプです。
「ハイタイプほど高さはいらないけれど、通常のベッドより収納力を増やしたい」という場合の選択肢になります。
はしごの昇り降りが不安な人は階段タイプ
はしごの昇降が一番気になる場合は、階段タイプも比較してみましょう。
ロフトベッド 階段 ハイタイプ ロータイプ シングル 高さ調整
はしごではなく階段を使って昇り降りするタイプです。
階段下も活用できるため、昇降方法と収納力の両方を重視したい人に向いています。
高さと収納力のバランスを取りたい人はミドルタイプ
ロータイプではベッド下の高さが足りないものの、ハイタイプほど高くしたくない場合はミドルタイプが候補になります。
ロフトベッド 高さ160cm ミドルタイプ 頑丈 収納 大人 カーテン 携帯置き場 宮棚付き
高さを抑えつつ、ベッド下も収納などに活用したい人向けのタイプです。
高さとベッド下スペースのバランスを重視したい場合に検討しやすいサイズです。
4.5畳など狭い部屋に置きたい人はコンパクトタイプ
ロフトベッドを置きたいものの、そもそも部屋の広さに余裕がない場合は、横幅や全長も確認しましょう。
ロフトベッド セミシングル コンパクト ハイタイプ ミドル
限られたスペースへの設置を考えたコンパクトタイプです。
「ロフトベッドで部屋を広く使いたいけれど、大きなベッドそのものが置きにくい」という人の選択肢になります。
ベッド下の空間をできるだけ広く使いたい人はハイタイプ
圧迫感よりも、ベッド下にデスクや収納などを置くスペースを最大限確保したい場合はハイタイプが候補になります。
ロフトベッド 高さ200cm以上 ハイタイプ カーテン 携帯置き場 宮棚付き
ベッド下の空間をしっかり確保したい人向けのハイタイプです。
一方で高さがあるため、天井との距離や圧迫感、毎日の昇り降りまで確認したうえで検討しましょう。
ロフトベッド下のスペース活用アイデア
デスクを置いてワークスペースにする
ベッド下にデスクを置けば、睡眠スペースと仕事・勉強スペースを上下に分けることができます。
ワンルームでベッドとデスクの両方を置きたい場合に、ロフトベッドのメリットを活かしやすいレイアウトです。
ソファを置いてくつろぎスペースにする
十分な高さがあるロフトベッドなら、ベッド下にコンパクトなソファや座椅子を置くこともできます。
寝る場所とは別にリラックスできる空間を作りたい人におすすめの使い方です。
衣類や収納スペースとして使う
チェストや収納ケース、ハンガーラックなどを組み合わせれば、ベッド下を大型の収納スペースとして活用できます。
クローゼットの少ないワンルームにも向いています。
ロフトベッド購入前の最終チェック
購入する商品を決める前に、最後に次の項目を確認してみましょう。
- 天井との距離は十分にあるか
- 部屋に設置できるサイズか
- 玄関・廊下・階段など搬入経路を通れるか
- 毎日無理なく昇り降りできそうか
- ベッド下を何に使うのか決まっているか
- 必要な耐荷重を満たしているか
- はしごや階段を設置するスペースがあるか
- コンセントや宮棚など必要な機能があるか
- シーツ交換や掃除を無理なくできそうか
- 将来引っ越す場合に分解・搬出できるか
実際の部屋を採寸し、ロフトベッドのサイズを床や壁にマスキングテープなどで再現してみると、設置後の大きさをイメージしやすくなります。
まとめ|ロフトベッドは「やめとけ」ではなく相性で判断しよう
ロフトベッドは、すべての人におすすめできる家具ではありません。
毎日の昇り降り、揺れや軋み、暑さ、ベッドメイキング、部屋への圧迫感など、通常のベッドにはないデメリットがあります。
特に、高いところが苦手な人や、夜中によく起きる人、暑さや揺れに敏感な人は、ロフトベッド以外の選択肢も含めて検討した方がよいでしょう。
一方で、ワンルームの床面積を有効活用したい人や、ベッド下に収納・デスク・ソファなどを置きたい人にとっては、ロフトベッドだからこそ作れる生活空間があります。
大切なのは、「ロフトベッドは便利だから買う」「やめとけと言われているから買わない」と決めるのではなく、自分の部屋・生活スタイル・苦手なことまで含めて相性を判断することです。
高さや昇降方法、ベッド下の使い方などを比較しながら、自分に合ったタイプを選んでみてください。






