ミニマリスト必見！コンパクト家具のメリットや選ぶときのポイント

■はじめに

必要最小限のもので暮らすミニマリストは、シンプルでコンパクトな住環境を好みます。
家具についても機能的でコンパクトなものが選ばれることが多く、従来よりもサイズが
小さい・スリム・折り畳み可能・一台二役などの特徴を持った家具が人気を集めています。
今回は、ミニマリストやワンルームの暮らしにおすすめしたい、コンパクト家具のメリットなどについてご紹介します。

■コンパクト家具の需要が増えている理由

近年のライフスタイルの変化などから、機能的で住みやすいコンパクトな住宅に興味を持つ人が増えています。
こうした住宅では限られたスペースでも快適に暮らせるよう、家具の選び方や配置には工夫が必要です。
コンパクト家具はこうした背景から生まれました。
スペースによる制約で家具をあきらめなくても済むよう、サイズにバリエーションを持たせたり、
用途に合わせて使い方を変えられる多機能設計にしたり、それぞれのニーズに合ったものが選べるように工夫されています。

ミニマリストの部屋づくりにおいても「機能的でコンパクト」という条件は大切で、
少ない物ですっきりと暮らすために、コンパクト家具は必要不可欠な存在となっています。

■コンパクト家具のメリット

①空間を圧迫しないので開放感が生まれる

部屋の広さと家具のサイズのバランスが取れていないと圧迫感が出てしまい、狭くて居心地の悪い空間になります。
コンパクトな家具を選ぶことで、部屋全体に余白が生まれるため、広々とした開放感のある空間を演出してくれます。

②機能性の高いものが多い

コンパクト家具は、広さが限られた空間を有効活用するため、1台で色々な使い方ができたり、
他の家具と組み合わせて部屋にフィットした使い方ができるよう工夫されています。
例えば天板の高さを変えられるテーブルが1台あれば、仕事、食事、リラックスタイムなど様々な用途に使えるため、
高さの違うテーブルを何台も揃える必要がありません。

③ライフスタイルの変化に合わせて使い続けられる

家族が増えた、仕事の環境が変わった、などのライフスタイルの変化により、必要とする家具の形も変わってきます。
コンパクト家具は拡張性のある作りになっているものも多く、様々なパーツを自由に組み合わせられたり、
用途に応じて幅やサイズを変えられたりするため、ライフスタイルに合わせた使い方が可能です。
家具の買い替えが不要になるので、経済的なメリットもあります。

④部屋のレイアウトのバリエーションが増える

大きさのある家具は配置できる場所が限られるため、家具を選んだ時点で、部屋のレイアウトがある程度決まってきます。
その点、コンパクト家具はスペースを取らないので自由な配置ができ、様々なパターンのレイアウトを楽しむことができます。

■コンパクト家具を選ぶときのポイント

①どの部分をコンパクトにするか決める

家具のサイズは基本的に「幅・奥行き・高さ」の3つで構成されますが、設置場所によっては、これらの全てがコンパクトである必要はありません。
幅や高さは普通で奥行きが狭いもの、奥行きが狭く高さも低いものなど、フィットする形は場所によって違います。
どの部分をコンパクトにしたいか事前に決めておき、イメージに合ったデザインの家具を選ぶようにしましょう。

②ライフスタイルに合わせて優先順位を決める

ミニマリストは、自分が必要とする最小限のものだけで生活します。
テーブルやソファ、ベッドなど一般的には一通り揃えるイメージの家具も、生活に不便しないのであれば買う必要はありません。
家具を買う前に、自分はどのような部屋でどのように過ごしたいのか、ということを具体的にイメージしてから選ぶと、失敗が少なくなります。
また、すべての家具をコンパクトにする必要はなく、例えば「食事は広いスペースでゆっくり取りたい」という場合には、
大きめのダイニングテーブルを買って、他の家具はコンパクトなものを選んでバランスを取る方法もあります。

③多機能なものを選ぶ

コンパクト家具は限られた空間を有効活用するためにデザインされていることが多く、サイズを段階的に調節できたり、
収納付きだったり、多機能なものがたくさんあります。

多機能家具の代表といえばソファベッド。普段はソファとして使用し、就寝時には背もたれを倒したり座面を引き出して、ベッドとして使用できます。
ワンルームに住んでいる方にもおすすめ。

その他、天板が拡張できるダイニングテーブルも人気です。
普段はミニマムサイズで使い、来客時には大きく広げて使うことができます。
将来家族が増える可能性のある場合にも、買い替えせずそのまま使い続けられるので便利です。

④テイストに統一感を持たせる

部屋にものが少ない状態であっても、家具やインテリアのテイストがばらばらだと、統一感がなく落ち着きのない印象を与えてしまいます。
デザインの特徴や色合いは、なるべく統一感を持たせましょう。
特にコンパクト家具の場合、他の家具と組み合わせたり、ライフスタイルに合わせて置き場所を変えることを考えると、
テイストを揃えて買い足していく方が断然便利です。

■まとめ

限られたスペースでもレイアウトを楽しむことができ、使い方も人それぞれ工夫できるところが魅力的なコンパクト家具。
最近では需要の増加からアイテムの選択肢も増えてきているので、機能もデザインも妥協しない、お気に入りのコンパクト家具を探してみてください。